いきもの

海洋の鉛直構造を知るための観測の一つがCTDです。本航海で使ってる機材は本ブログ8/11の記事の写真にある通りですが、この機器を格納してある部屋の前で、徹夜明けで眠りこけてる方がいらっしゃいました。 近づいて写真を撮っても気づかないので、更に近くからアオリのアングルで……と思ったら、お目覚めになってしまいました。お仕事明けのお休みのところ、すみませんでした。 なおこの方は8/25の記事の方とは別の方で、最近船のあちこちで良く見かけます。種類は(名前も)ぜんぜんわかりません……

もうお一方は、本日回収した漂流ブイにお住まいになってた方。大きさは足まで入れて1cmくらい。漂流ブイの内部温度上昇を防止するために船内にあったスチロール箱をかぶせてみたのですが、その隙間にいらっしゃいました。ブイの内部温度は最高34℃ちょいとデータに残ってました。ブイ機材だけじゃなくて、こちらの方にも心地良かったのかもしれません。元気に動き回ってたので、海に返してあげました。
この方は「ウミアメンボ」。海にアメンボがいるなんて、本船でウミアメンボ研究者の方とご一緒するまで知らなかったのですが、実は結構いるものらしいです。観測中に海面をみてると、アレがそうかな?というのを時々みかけます。 H先生、これなんて種類のアメンボですか?

なお、他に私がみかけた生き物は、人間を除くと、トンボくらいでしょうか。今航海は、魚も見てない気がします。ちょっと寂しい気もしますが、生き物みたいに成長して消えていく雲がたくさん見れてるので(特に9/1の記事にあるようなのを)、実はとても楽しめています。

(M.K.)