2021年5月24日(月)(天気:曇り時々晴れ、後時々雨)
本日「みらい」に乗船し、明後日から7月初旬に帰港するまで特殊ゾンデ観測を行います。特殊ゾンデ観測というのは、通常のラジオゾンデ観測で取得する風速・温度・相対湿度等のデータに加え、オゾンや水蒸気量を直接測定する測器をバルーンにつけて放球するものです。これに加え、3000gのバルーンを使用して地上から高度40km付近まで、風速・温度を直接観測する高高度ゾンデ観測も行います。
本観測は、夏季モンスーン・対流季節内変動に伴う物質循環を観測することが目的です。5月26日に清水港を出発し、西部熱帯太平洋域を南下、赤道まで進みます。その後、北西方向に進み定点観測を行います。回航中は1日に1回、定点観測期間は2日に1回の特殊ゾンデ観測を行う予定です。

今日は、出航前に荷物の積み込み、観測で使用するアンテナの設置を行いました。ご協力いただいた皆様ありがとうございます。
写真は設置した3本のアンテナです。後部操舵室の上、GPSアンテナ(一番左に見えている半円状のアンテナ)の横に設置しました。
(SO・TK)